浜田小児科内科クリニック|尼崎市南塚口町の小児科・内科・アレルギー科

発熱

熱はウイルスや細菌による感染症(例えば風邪とかインフルエンザとか水痘とかさまざま)の一般的な症状です。熱を出す感染症の中には脳炎や細菌性髄膜炎のように後遺症を残したり生命の危険を伴うようなものも含まれます。一方何も治療しなくても勝手に治ってしまうウイルス性の風邪も含まれます。ウイルス性の風邪でも40℃以上の熱になることはよくありますが、42℃までなら高熱で後遺症を残すことはありません。熱はその原因が問題であって、熱自体が体にダメージを及ぼすことはありません。逆に熱はウイルスの繁殖を抑えたり体の抵抗力を増したりしますので、熱をむやみに下げない方が病気の治りは早くなります。脳炎や細菌性髄膜炎や細菌性肺炎は非常に怖い病気ですが、熱が出てすぐになる病気ではありません。熱が高くても顔色が良くて少しでも動く元気があるようならば、慌てて受診せず半日はお家で様子を見ましょう。