2009/02/24
「よい子」は親の言うことに従ってよく頑張り我慢をするしっかりした子供と思っていたら、内面は、不安が支配しておりその不安を解消するために自分の欲求を殺していたわけです。「よい子」の不安は別に本人たちも感じていない、脳内のいわゆる無意識領域の本能に近い感情ですので言葉かけだけで取り除くのは困難です。おなかが空いたという気持ちを、いいえそれは気のせいですと言われてもおなかの空いたのは変わらないのとほとんど変わりません。それでもその不安をいくらかでも軽減する方法はあります。
「よい子」が親からその存在を愛されているということを実感することです。「よい子」が親の言うことを聞くから、我慢するから、頑張って良い成績を残すから愛するのではありません。どの親でも自分の子供がどんな子であれ愛していると思います。その気持ちを「よい子」にアピールするのです。
「よい子」が泣くのを我慢したとき、「泣くのを我慢したんやね」と認めてあげるのは良いのですが、これからの一言が重要で「えらかったね」「よく頑張ったね」「頑張ったからお母さんうれしいわ」などその行為を褒めてしまうと「よい子」はさらに頑張ろうとして逆効果です。「泣いてしまった~ちゃんもお母さんは好きよ」と、頑張れなくても母の愛は変わらないということを子供に知らしめるのです。
まずは自分の子供が「よい子」かどうかを見極めることが先決ですね。そのうえでどう対処すればいいか、今後もう少し話を進めていきます。